コラム
スポーツは人生の縮図

「スポーツは人生の縮図」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
スポーツというのは、人ひとりが人生で経験するであろう
あらゆる嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、悔しいことなどなどを
ぎゅーっと凝縮して経験させてくれるものだと言われています。
スポーツをすることで、私たちは
一度人生を生きてしまったかのような濃い体験ができるのです。
よくスポーツ引退後の就職を”セカンド・キャリア”などと言いますが、
”キャリア”というのはキャリアカウンセリングやキャリア発達の理論では、
”人生”という意味で使われています。
つまり”第二の人生”ですね。
これは競技レベルには関係ありません。プロであろうがなかろうが、
一生懸命競技に打ち込んだのなら誰でも同じです。
何かしらのスポーツを、たとえ人生の一時期でも
一生懸命打ち込んだ経験のある人なら、セカンドキャリアを体験しているのです。
セカンドキャリアへ一歩足を踏み出すのは誰しも怖いものです。
それは自分の大切にしてきた部分を手放し、
未知の世界へ行くというアドベンチャーだからです。
自分でそこへ足を踏み入れる覚悟をしていったならともかく、
スポーツをしている人はそれが予期もせず突然訪れたりします。
例えば、怪我をして競技が続けられなくなる、チームが廃部になる、クビを切られる etc.
これは自分のアイデンティティを揺るがす大きな出来事です。
でも。。。安心してください!笑
「スポーツバカはいない?!」で触れたように、
皆さんはスポーツを通じてたくさんのスキルを身につけているのです。
そしてそのスキルの多くは学校では教えてくれないスキルです。
東京大学の山内准教授は、現小学生の65%は
今、存在していない職に就くとしています。(2012年6月21日 CENT Japanより)
また不確実性の高い時代を迎えるにあたり、
必要とされるスキルを『21世紀型スキル』と位置づけ、
「『21世紀型スキル』とはITを使って頭に汗をかくことで身につく。
最も重要なのは問題解決力。
高度な課題解決型の授業をしていく。」とし、高度にITを使うことが求められるとしています。
私は、この問題解決力はスポーツで体と心に汗をかくことでも身につくと思っています。
今ある職業に自分をあてはめるのではなく、スポーツをしてたくさんのスキルを身につけ、
自分の才能や能力、スキルを活かして新たなプロフェッショナルを生みだしましょう!
競技から引退することで、ある意味一度 ”死”を迎えているのです。
第二の人生、自信を持って一歩を踏み出してみましょう。
それでもちょっと不安という方、あなたがスポーツを通じて
どんなスキルを身につけているか診断できます。
ご興味のある方は、info@g-sport.jpまでお問い合わせくださいね。
- 掲載URL
- http://g-sport.jp/archives/clmlist/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%AB%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%9F%EF%BC%81